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APIを利用してGoogle Driveのファイルをエクスポートする

Yasuhiro Miyoshi 更新 by Yasuhiro Miyoshi

Google Driveなどファイルの一覧について、UIから直接エクスポートが可能となりました。本ナレッジはAPIを利用してエクスポートする場合の参考にご利用ください。

Admina API

マネーフォワードAdminaでは取得したデータを、ご利用の皆様にて自由に活用できるようAPIを公開しています。

提供しているAPIの詳細については、設定 > APIキー一覧から、または次のリンクを御覧ください。

Admina APIドキュメント

 

ファイル出力用のAdmina API

つぎのAPIでファイルの出力に対応しています。

Get s for a service in an organization

GET https://api.itmc.i.moneyforward.com/api/v1/organizations/{organizationId}/services/{serviceId}/files

指定したServiceIDのファイルの一覧を取得します。

organizationIdはAdminaのテナント個々に割り当てられているIDです。

 

実行環境の準備

  • WebAPIの実行環境
    WebAPIを実行する環境をご用意ください。PythonやCLI(Curl)など各種ございますが、本サイトでは以下のツールを利用しています。(Chromeの拡張機能です)
  • ファイルへの変換ツール
    APIで出力したJSONファイルをCSVやExcelに変換します。下記のようなサービスもご利用ください。

 

操作手順(Google Driveの公開ファイル一覧エクスポート)

OrganizationIDの確認

設定 > APIキー一覧組織IDがOrganizationIDとなりますのでコピーしておきます。

Admina APIキーの発行

設定 > APIキー一覧 から、[APIキーを生成する]ボタンをクリックします。

任意の名前を入力し、「生成する」をクリックするとAPIキーが発行されます。

AdminaでAPIを実行するために必要になりますので、コピーしておきます。(一度しか表示されないので、別途保存しておいてください)

 

Service IDの確認

ファイル情報を取得したいサービスのServiceIDを確認します。該当のサービスをクリックするとURLServiceIDが確認可能です。

Google Driveの場合384がServiceIDになります。

 

APIの実行

WebAPIの実行環境を起動し、AdminaのAPIを実行します。

Curlコマンドでの実行例
curl -i -X GET -H "Authorization:Bearer <AdminaAPI key>" https://api.itmc.i.moneyforward.com/api/v1/organizations/{organizationID}/services/384/files'
Google Driveのファイルを出力します。(最大200件まで)

以下はTalend API Tester - Free Editionで実行したサンプルです。

認証情報のセット

次のようにAdminaにアクセスするための認証情報をセットします。

Authorization:Bearer <AdminaAPI key>

 

クエリパラメータの指定

クエリパラメータを指定することで、特定の条件のファイルを出力することが可能です。例えば、Adminだけのファイルを確認したい場合や、全体公開されているファイルだけなどの指定が可能です。

指定可能なクエリパラメータは下記のとおりです。

公開ファイルだけを10件出力するクエリパラメータ
limit=10
sharingStatus=pubilc
https://api.itmc.i.moneyforward.com/api/v1/organizations/99579724/services/384/files?limit=10&sharingStatus=pubilc

keyword

特定のファイル名のキーワードを指定して出力します

workspaceId

ワークスペースIDを指定することで、特定のワークスペースのファイルを指定します。

sharingStatus

公開状態を指定します

"public":全体公開のファイル

"shared":外部共有のファイル

limit

出力件数を指定します。最大200件まで指定が可能です。指定しない場合、50件を出力します。

例)limit=50

sortBy

指定した項目でソートします。ソートに利用できる項目は下記のとおりです

"fileName":ファイル名

"source" :連携元SaaS

"sharingStatus":公開ステータス

"creationDate":ファイルの作成日

"workspaceId":ワークスペースID

"workspaceName":ワークスペース名

FileType

ファイルか、フォルダを指定します。

"file" :ファイルを抽出します

"folder":フォルダを抽出します。

owners

ファイルの所有者(メールアドレス)を指定します。

sortOrder

ソートの順を昇順、降順でしていします。

"DESC" :降順

"ASC":昇順

実行結果の確認

APIの実行に成功すると、Body欄に結果が表示されます。

  • Meta > nextCursor
    200件以上の結果が出力された場合に、201件目以降のファイルを確認するためのカーソルです。クエリパラメータに
    nextCursorの値を指定することで、次のページの出力結果が確認できます。
  • Item:各ファイルの情報です。

JSONファイルのエクスポートとファイルの変換

実行結果をDownloadすることでJsonファイルにダウンロードすることが可能です。

ダウンロードしたJsonファイルをCSVファイルに変換します。

JSON to CSV Converter のようなサービスにアクセスし、Jsonファイルをアップロードすると、CSVファイルのダウンロードが可能です。

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