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Jamf(MDM)とAdminaのデバイス台帳との連携について

本連携はデバイス管理機能をご利用かつJamf Proをご利用のお客様が対象です。デバイス管理機能のトライアルをご希望のお客様は、チャットにてお問い合わせください。

MDM連携の目的

デバイス台帳(Adminaやエクセルなど)で管理している項目とJamfで管理している項目の重複管理が発生しています。

本機能はAdminaのデバイス機能をご利用いただいているユーザ向けに「マネーフォワードAdminaをマスターの管理台帳として機能させる」ことで、重複管理を解決し、業務の効率化に貢献することを目的としています。

 

MDM連携におけるAdminaの基本運用

 

同期概要

同期仕様

  • JamfからAdminaに対するデータ連携(書き込み)になります。
  • AdminaからJamfへのデータ連携は行いません。
  • Jamfと連携いただくことで、次ページのマージ対象項目をJamfからAdmina側に同期を実施します。
  • 同期のタイミングは、Jamfとの最初の連携時、夜間時(自動)、任意(手動)の3つのタイミングです。
  • シリアルナンバーマージのキーにしています。
  • Jamf側のシリアルナンバーとAdmina側のシリアルナンバーが一致の場合にマージ処理が実行されます。
  • Jamf側のシリアルナンバーと一致するデバイスがAdmina側に存在しない場合、Admina側に新規デバイスとして登録されます。資産番号を採番しますので、独自の資産番号に修正してください*。
  • Jamf側にシリアルナンバーが無い場合、Admina側に新規デバイスとして登録されます。資産番号を採番しますので、独自の資産番号に修正してください*。
*同期された資産番号はUIから手動でのみ変更可能です(CSVでの一括変更は不可)

同期対象項目の説明

Admina側の項目

同期パターン

Jamf側 (computer)

Jamf側 (phone)

Admina側で管理する項目名を指します

主に2つの同期パターンが存在します。

(1)MDMベース

・常にMDMからマージされます。

・既にAdmina側の台帳項目に値が存在する場合、上書きがされます。

・Admina側の台帳項目の手動修正は不可能

(2)Adminaベース

・マージ処理は最初の1度のみ

・但し、既にAdmina側の台帳項目に値が存在する場合、上書きがされない。

・Admina側の台帳項目の手動修正は可能

(3)MDM 項目

・MDMと連携した場合に新たに作られる項目

・MDMによって項目名が違う

Jamfのコンピュター情報の取得箇所

Jamfのphone情報の取得箇所

同期対象項目

Admina側の項目

同期パターン

Jamf側 (computer)

Jamf側 (phone)

補足事項

資産番号

(2)Adminaベース

<mdmname>_<hostname>

<mdmname>_<hostname>

重複した場合はプレフィックスがつきます。

モデル名

(2)Adminaベース

ハードウェア > モデル

ハードウェア > モデル

シリアルナンバー(IMEI)

(1)MDMベース

ハードウェア > シリアル番号

ハードウェア > シリアル番号

マージキーです

Email

(2)Adminaベース

ユーザと位置 > Eメールアドレス

ユーザと位置 > Eメールアドレス

Adminaのディレクトリに存在しないメールアドレスでも、ディレクトリとデバイスの紐付けは実行されます。

その際にディレクトリの項目にもメールアドレスが追加されます。

種別

(2)Adminaベース

ハードウェア > モデル識別子

ハードウェア > モデル識別子

iMacはデスクトップPC、それ以外はラップトップPC、PhoneはPhone

ステータス

(2)Adminaベース

ユーザと位置 > Eメールアドレス から判断

ユーザと位置 > Eメールアドレス から判断

Jamf側にメールアドレスが登録されている場合は「利用」に、それ以外は「在庫」に。

電話番号

(1)MDMベース

-

ネットワーク > 電話番号

ロケーション1

(2)Adminaベース

ユーザと位置 > 建物

ユーザと位置 > 建物

ロケーション2

(2)Adminaベース

ユーザと位置 > 部署

ユーザと位置 > 部署

購入日

(2)Adminaベース

購入 > 購入日

購入 > 購入日

製造元

(1)MDMベース

ハードウェア > Make

"Apple”

型番

(1)MDMベース

-

ハードウェア > モデル番号

CPU

(1)MDMベース

ハードウェア > プロセッサタイプ

-

メモリ

(1)MDMベース

ハードウェア > メモリの総容量

-

HDD/SSD

(1)MDMベース

容量 > ドライブ容量

-

OS

(1)MDMベース

オペレーティングシステム > オペレーティングシステム

デバイスタイプ

バージョン

(1)MDMベース

オペレーティングシステム > オペレーティングシステムバージョン

一般 > iOS バージョン

キーボード配列

(1)MDMベース

一般もしくはハードウェア > 拡張属性

-

項目名:テキストフィールドより、

・項目名にKeyboardもしくはキーボード の文字が含まれる項目を検索。

・テキストフィールドに「US  or U.S」 が含まれていたら英語キーボード、「Japanese or JIS or JP」 が含まれていたら日本語キーボード

として判定しています。

ホスト名

(1)MDMベース

一般 > コンピュータ名

一般 > モバイルデバイス名

SIM番号

(1)MDMベース

-

ネットワーク > iccid

調達方法

(2)Adminaベース

購入 >購入またはリース

購入 >購入またはリース

購入先

(2)Adminaベース

購入 > ベンダー

購入 > ベンダー

購入価格

(2)Adminaベース

購入 > 購入価格

購入 > 購入価格

保証期間

(2)Adminaベース

購入 > リース有効期限

購入 > リース有効期限

最終利用(MDM)

(1)MDMベース

一般 > 最終チェックイン

一般 > インベントリの最終アップデート

新規でカスタム項目を作成せずに、MDM連携が開始されると、自動で作成される項目です。

管理対象

(1)MDMベース

一般 > 管理対象

一般 > 管理対象

管理対象

(3)MDM項目

管理対象:MDM有効

管理対象:MDM有効

同期の方法

Jamfと連携済の場合

サービス>Jamfの[再連携]から「取得データの種類」でデバイスを選択して、再連携します。

 

Jamfと新規連携する場合

「インテグレーション>Jamf>「取得データの種類」でデバイスを選択して、新規連携します。

※アカウント管理のためのアカウント連携も同時に始まります。

同期に必要なJamf側の権限

アカウント連携で必須

Jamf Pro User Accounts & Groups(Read)

MDM連携時で必須

Read Buildings

Read Departments

Read Mobile Devices

Read Computers

Read Sites

MDM同期時の項目更新の有無(フローチャート)

拡張情報の取得

キーボード

キーボードの取得は、JAMF側でスクリプトを組んで、JAMFの拡張属性に登録することでAdminaに自動連携されるようになります。この仕組を一度構築すればAdminaまたはJAMF上で一つ一つキーボードを指定して登録しておく必要がありません。

(またMDM連携中はキーボードフィールドは更新できない様にロックされているので、同期の唯一の方法です)

方法については公式ページ、または有志のブログなどをご参照ください。

JAMF公式ページでの拡張属性の説明

https://learn.jamf.com/ja-JP/bundle/jamf-pro-documentation-current/page/Computer_Extension_Attributes.html

Too社のブログ

https://www.too.com/apple/apple_tips/extended_attributes.html

Adminaが自動検出するのは以下のルールに合致する場合です。

項目名:テキストフィールドより
・項目名にKeyboardもしくはキーボード の文字が含まれる項目を検索。
・テキストフィールドに「US  or U.S」 が含まれていたら英語キーボード、「Japanese or JIS or JP」 が含まれていたら日本語キーボード
として判定しています。

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