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Adminaログイン時に多要素認証(MFA)を必須にする

Katsutoshi Murakami 更新 by Katsutoshi Murakami

機能概要

この機能はMoney Forward IDを利用する国内のみご利用いただけます

Adminaにログインする方法は、Money Forward IDを利用したログインとSAMLを利用したIdP経由でのログインの2種類あります。

管理者の場合は、SAML設定をONにしていてもIdP InitiatedではSAML経由、SP InitiatedではMoney Forward IDでのログインが継続して許可されています。

このガイドで説明する「Adminaログイン時にMoney Forward IDでの多要素認証ログイン(以下、MFA)を必須にする」オプションを有効化することで、管理者または従業員がMoney Forward IDを利用してログインする場合に2要素認証が設定されていなければログインを拒否することが出来るようになりました。

これによりすべてのユーザーが一定のセキュリティ水準を満たしたログインのみに制限することが出来るようになりました。この機能はSAML(SSO)機能とは独立しているため、SAMLを使わない場合でも有効化することができます。

 

設定方法

  1. マネーフォワードID側で多要素認証を有効化
    こちらのガイドを参照しながら、以下のURLにアクセスして有効化してください。https://id.moneyforward.com/two_factor_auth_setting
    無事多要素認証が有効化できたら、Adminaの画面から作業を再開します。
  2. Admina側で多要素認証の強制を有効化
    設定 > セキュリティタブから 多要素認証の強制を有効にします。
  3. 組織選択画面から再ログインを行ってください

    ONにした直後に機能が有効化されます。既にMFAでログインしているユーザーについては何も起きません。MFAなし、またはその他の方法(Google Loginなど)でログインしているユーザーは、次の操作のタイミングで組織選択画面に強制移動し、MFA付きでのログインが求められます。
  4. マネーフォワードIDで、ID + パスワード + MFA の組み合わせでログイン

    以下の画面がでたら "再ログイン"のボタンから再度ログインを行ってください。
    Adminaのログイン画面がでて、その後マネーフォワードIDもログインが再度要求されます。
    "別のアカウントでログイン" を押して、ID/PASS + MFAでログインしてください。
    Googleログインやパスキーなどは利用できません。
  5. 設定完了
    以上で設定完了です。その後、自動的にAdminaへログインされて再度利用が再開できます。
    他のメンバーも設定が必要な場合は、マネーフォワードIDで多要素認証を設定した後にAdminaに再ログインを同じ手順で試みることで解決されます。

設定による影響

Money Forward ID で使える以下のログイン方法はMFAを使っているか判定できない為に、利用してもログインできなくなります。

  • Google Login (もしGoogleでMFAを有効化していても使えません)
  • Apple ID Login
  • Yahoo Login
  • パスキー

 

ログイン不可になった人の復旧方法

MoneyForward IDで2FAを設定しあと、Adminaをログオフして再度ログインをお試しください。

https://itmc.i.moneyforward.com/login

マネーフォワードIDでの2FAの設定方法

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