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Merge identity with addressless entities Tool の使用方法

MiuraYuto 更新 by MiuraYuto

Merge identity with addressless entities Tool で出来ること

APIも用いて、メールアドレスが連携されないSaaSアカウントを、他のディレクトリにマージ(名寄せ/紐付け)を行います。

マージに必要なPeopleIDもAPIを用いて、自動で取得を行います。

Githubなどメールアドレスが取得出来ず、不明アカウントとなっているユーザーデータを、本来のディレクトリデータに紐付けることが手動で行うよりも簡易に可能です。

  参考: SaaSアカウントを他のアカウントに手動で紐付け(名寄せ/マージ)する

 

対象環境
  • Google スプレッドシート

 

前提条件
  • マージ元(メールアドレスのないディレクトリ)の表示名(SaaSIDに該当)と、
    マージ先(紐付け先のメールアドレスのあるディレクトリ)のメールアドレスが紐付いているリストをご準備ください。

 

導入手順

事前準備
  1. Adminaを開き、設定>APIキー一覧より、"組織ID"と"APIキー"を取得します。
  2. 下記、リンクよりダウンロードを行なってください。
    [スプレッドシート]
    Merge identity with addressless entities
    添付画像のような画面が表示されますが、ご自身の環境に保管を行い、使用することが出来ます。
     
  3. 拡張機能>Apps Scriptを開き、プロジェクトの設定>スクリプトプロパティより、
    プロパティに"APItoken"及び"organizationId"と入力し、それぞれ①で取得した"APIキー"と"組織IDを"入力します。

 

Merge identity with addressless entities Tool の使用方法
  1. シート「Merge」のSettingにある、"serviceId"と"workspaceIds"を設定してください。
    "serviceId":Adminaを開き、サービス>対象のSaaS(Githubなど)>サービス ID から確認が出来ます。
     
    "workspaceIds":Adminaを開き、サービス>対象のSaaS(Githubなど)>該当のワークスペース>ワークスペースID から確認が出来ます。
     
    確認した"serviceId"と"workspaceIds"を、シート「Merge」のSettingに入力してください。
     
  2. 事前準備に記載しているリストをご準備頂き、"SaaSID"と"MailAddress"を記入してください。
     
    "SaaSID":SaaSIDなどが取り込まれているマージ元の表示名やユーザーネーム
    表示名やユーザーネームと一致した場合、"identityId"と"fromPeopleId"に値を返します。
     
    "MailAddress":マージ元とマージ先のキーとなるメールアドレス
    ディレクトリのメールアドレスと一致した場合、"toPeopleId"に値を返します。
     
  3. スプレッドシートのボタン"PeopleID取得実行"を押下してください。
    取得に成功すると、と、"identityId"、"fromPeopleId"、"toPeopleId"に値が入力されます。
     
  4. スプレッドシートのボタン"マージ処理実行"を押下してください。
    マージに成功すると、"postMerge"に実行結果が記載され、Admina上でマージされていることが確認出来ます。

 

以上がMerge identity with addressless entities Toolの使用方法になります。

ご不明点やご相談事項がございましたら、お気軽にチャットサポートまでお問合せください。

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